◆新たな共通課題「蘭亭序」がスタート!
4月が終わりそうなときに紹介するのも気がひけるが、赤坂書道教室では4月から新たな共通課題の「蘭亭序(らんていじょ)」がスタートした。「蘭亭序」は唐時代の書家で“書聖”と謳われた王羲之(おうぎし、307~365年)の行書の傑作だ。先生曰く「一見すると整った字のように見えるが、よく観察すると意外に癖のある字だということが分かる。そんなところも見ながら書いてほしい」とのこと。そうかあ、癖のある字なのか、と納得しながら聞いていたが、よく考えてみると、そもそも整った字形がどういうものなのかさえ、私、ちゃんと分かっていないような気がする・・・。こんなんで大丈夫なんだろか?
↓↓↓蘭亭序の最初の6文字。下が空きすぎてしまった。Aの位置をもう少し下げ、右の行をBまで下げるとよかった。CとEも同様だ。Dは横幅が広すぎた。書とは全然関係ないが、写真中の矢印やアルファベットは知り合いに教えてもらったドローソフトのSkitchを使ってパソコン上で加えたものだ。これまでは作品に赤いマジックで直接矢印などを書いて写真に撮っていたのだが、この方が全然見やすいよね。
↓↓↓こちらは自主課題・顔真卿(がんしんけい)の祭姪文稿(さいてつぶんこう)だ。Aは字の中心が少し左にズレているのを指摘されたもの。BとCは文字の位置が上すぎた。なかなか字と字の間のアキをうまく計算できないのだ。
↓↓↓その続き。Aはちょっと左に寄り過ぎ。Bはあまりに小さすぎだし、軽く書いてしまったのもNG。もう少し大きく、しっかり書かなくてはいけない。そうすればCが自然に下がり、バランスもよくなる。紙面にバランスよく文字を配置するというのは、ホント、難しいなあ。
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