◆ちょっと変わった書作品を発見!
先日、たまたま近くの図書館に行ったところ、正面玄関を入ったところに額装の書作品(植西翠子作。石川啄木の「蟹」)が飾られていた。一見すると普通の書のようにみえるのだが・・・、
近づいてみると文字の下から紙の模様が透けて見えて、なかなか趣がある。こんな効果を狙った作品を書くのもちょっと面白そうだよね。
4/24/2013
◆新たな共通課題「蘭亭序」がスタート!
4月が終わりそうなときに紹介するのも気がひけるが、赤坂書道教室では4月から新たな共通課題の「蘭亭序(らんていじょ)」がスタートした。「蘭亭序」は唐時代の書家で“書聖”と謳われた王羲之(おうぎし、307~365年)の行書の傑作だ。先生曰く「一見すると整った字のように見えるが、よく観察すると意外に癖のある字だということが分かる。そんなところも見ながら書いてほしい」とのこと。そうかあ、癖のある字なのか、と納得しながら聞いていたが、よく考えてみると、そもそも整った字形がどういうものなのかさえ、私、ちゃんと分かっていないような気がする・・・。こんなんで大丈夫なんだろか?
↓↓↓蘭亭序の最初の6文字。下が空きすぎてしまった。Aの位置をもう少し下げ、右の行をBまで下げるとよかった。CとEも同様だ。Dは横幅が広すぎた。書とは全然関係ないが、写真中の矢印やアルファベットは知り合いに教えてもらったドローソフトのSkitchを使ってパソコン上で加えたものだ。これまでは作品に赤いマジックで直接矢印などを書いて写真に撮っていたのだが、この方が全然見やすいよね。
↓↓↓こちらは自主課題・顔真卿(がんしんけい)の祭姪文稿(さいてつぶんこう)だ。Aは字の中心が少し左にズレているのを指摘されたもの。BとCは文字の位置が上すぎた。なかなか字と字の間のアキをうまく計算できないのだ。
↓↓↓その続き。Aはちょっと左に寄り過ぎ。Bはあまりに小さすぎだし、軽く書いてしまったのもNG。もう少し大きく、しっかり書かなくてはいけない。そうすればCが自然に下がり、バランスもよくなる。紙面にバランスよく文字を配置するというのは、ホント、難しいなあ。
4月が終わりそうなときに紹介するのも気がひけるが、赤坂書道教室では4月から新たな共通課題の「蘭亭序(らんていじょ)」がスタートした。「蘭亭序」は唐時代の書家で“書聖”と謳われた王羲之(おうぎし、307~365年)の行書の傑作だ。先生曰く「一見すると整った字のように見えるが、よく観察すると意外に癖のある字だということが分かる。そんなところも見ながら書いてほしい」とのこと。そうかあ、癖のある字なのか、と納得しながら聞いていたが、よく考えてみると、そもそも整った字形がどういうものなのかさえ、私、ちゃんと分かっていないような気がする・・・。こんなんで大丈夫なんだろか?
↓↓↓蘭亭序の最初の6文字。下が空きすぎてしまった。Aの位置をもう少し下げ、右の行をBまで下げるとよかった。CとEも同様だ。Dは横幅が広すぎた。書とは全然関係ないが、写真中の矢印やアルファベットは知り合いに教えてもらったドローソフトのSkitchを使ってパソコン上で加えたものだ。これまでは作品に赤いマジックで直接矢印などを書いて写真に撮っていたのだが、この方が全然見やすいよね。
↓↓↓こちらは自主課題・顔真卿(がんしんけい)の祭姪文稿(さいてつぶんこう)だ。Aは字の中心が少し左にズレているのを指摘されたもの。BとCは文字の位置が上すぎた。なかなか字と字の間のアキをうまく計算できないのだ。
↓↓↓その続き。Aはちょっと左に寄り過ぎ。Bはあまりに小さすぎだし、軽く書いてしまったのもNG。もう少し大きく、しっかり書かなくてはいけない。そうすればCが自然に下がり、バランスもよくなる。紙面にバランスよく文字を配置するというのは、ホント、難しいなあ。
4/23/2013
◆毎日書道展のための錬成会に行ってきた
一昨日、毎日書道展に向けた作品作りのために、青伸書道会で錬成会が開かれたので行ってきた。そこで先生に注意されたことは、「墨量が少なすぎる」「速く書き過ぎない」「書く速度に緩急をつける」「いつも軽~く書くのではなく、強く力を入れて書くところも作る」、などなど。家で書いていると自分の悪い癖に気づかず(または忘れて)書いてしまうが、錬成会では書いているところを先生に注意されるので、すごく勉強になる。とはいえ、「よし、ここの線はゆっくり書くぞ!」と思っていても、いざ書き出すと、その速度はいつの間にやらビュンビュン加速され・・・。思うようにはいかないのであった。
↓↓↓先生から「途中で自分の作品を写真に撮ってみると、第三者の目で客観的に見ることができて、どこが悪いかが分かるよ」と言われ、早速、スマホのカメラでパチリ。確かに、「其」という字が小さすぎることや、「初」の墨量が少なすぎることがよく分かるなあ~(ガックリ)。
一昨日、毎日書道展に向けた作品作りのために、青伸書道会で錬成会が開かれたので行ってきた。そこで先生に注意されたことは、「墨量が少なすぎる」「速く書き過ぎない」「書く速度に緩急をつける」「いつも軽~く書くのではなく、強く力を入れて書くところも作る」、などなど。家で書いていると自分の悪い癖に気づかず(または忘れて)書いてしまうが、錬成会では書いているところを先生に注意されるので、すごく勉強になる。とはいえ、「よし、ここの線はゆっくり書くぞ!」と思っていても、いざ書き出すと、その速度はいつの間にやらビュンビュン加速され・・・。思うようにはいかないのであった。
↓↓↓先生から「途中で自分の作品を写真に撮ってみると、第三者の目で客観的に見ることができて、どこが悪いかが分かるよ」と言われ、早速、スマホのカメラでパチリ。確かに、「其」という字が小さすぎることや、「初」の墨量が少なすぎることがよく分かるなあ~(ガックリ)。
4/06/2013
◆青山書道教室はこれで最後!
青山書道教室に通い始めてから丸9年。初めて書道の世界に触れ、その面白さに魅せられてから、すでに9年が経過したのかと思うと感慨深いものがある。楽しい仲間もできていたので残念ではあったが、諸事情により3月末でやめ、今は赤坂書道教室だけとなった。というわけで書道は続けているので、どっこいFun Shodoはこれからも続くのである。もう少し更新頻度を上げたいとは思っているのだが、うまくいくかなあ・・・。
青山書道教室の最後はいつものお題・王羲之(おうぎし)の行草書「孔侍中帖(こうじちゅうじょう)」。半切1/3に2文字ずつ書いているので、数は多いがまとめていってみよう。
↓↓↓「憂」の字は先生の朱のように、Aは太く、Bは細くすると文字に勢いが出る。「懸」のCは転折部分が問題。ここはいつも注意されるところだか、あいまいに書くのではなく、そこで筆を整え(弾力をきかせ)、次の線につなげていかなくてはいけなかった。
↓↓↓Aのハネる部分は、Bのように筆の向きを整えてから書く。確かに、Bは、ハネたときの線が太くなっていないけど、Aではハネたときの線が3倍くらいに太くなっているよね。
↓↓↓「臾(ゆ)」はAのスペースの横幅がBよりも広くなくてはいけなかった。逆になってしまった。
↓↓↓「消」のAのスペースはもっと広く。
↓↓↓「之」のAの部分はもっとしっかり書く。「報」の縦画Bは真ん中がふにゃふにゃに細くなってしまった。一番駄目な書き方だ。線の途中でちょっと休んでから違う圧力で書くDの書き方を真似た結果だが、それがうまくできないなら、Cのようにパキっと真っ直ぐ、しっかり書くほうがずっとよかった。縦画を書くのは本当に難しい。というわけで、なかなか身に付かなかったが、これが青山書道教室で最後に受けたお稽古だったのでした。お世話になりました!
青山書道教室に通い始めてから丸9年。初めて書道の世界に触れ、その面白さに魅せられてから、すでに9年が経過したのかと思うと感慨深いものがある。楽しい仲間もできていたので残念ではあったが、諸事情により3月末でやめ、今は赤坂書道教室だけとなった。というわけで書道は続けているので、どっこいFun Shodoはこれからも続くのである。もう少し更新頻度を上げたいとは思っているのだが、うまくいくかなあ・・・。
青山書道教室の最後はいつものお題・王羲之(おうぎし)の行草書「孔侍中帖(こうじちゅうじょう)」。半切1/3に2文字ずつ書いているので、数は多いがまとめていってみよう。
↓↓↓「憂」の字は先生の朱のように、Aは太く、Bは細くすると文字に勢いが出る。「懸」のCは転折部分が問題。ここはいつも注意されるところだか、あいまいに書くのではなく、そこで筆を整え(弾力をきかせ)、次の線につなげていかなくてはいけなかった。
↓↓↓Aのハネる部分は、Bのように筆の向きを整えてから書く。確かに、Bは、ハネたときの線が太くなっていないけど、Aではハネたときの線が3倍くらいに太くなっているよね。
↓↓↓「臾(ゆ)」はAのスペースの横幅がBよりも広くなくてはいけなかった。逆になってしまった。
↓↓↓「消」のAのスペースはもっと広く。
↓↓↓「之」のAの部分はもっとしっかり書く。「報」の縦画Bは真ん中がふにゃふにゃに細くなってしまった。一番駄目な書き方だ。線の途中でちょっと休んでから違う圧力で書くDの書き方を真似た結果だが、それがうまくできないなら、Cのようにパキっと真っ直ぐ、しっかり書くほうがずっとよかった。縦画を書くのは本当に難しい。というわけで、なかなか身に付かなかったが、これが青山書道教室で最後に受けたお稽古だったのでした。お世話になりました!
4/04/2013
◆昇段試験の締切り近し
前回はサボって(というか忘れていて)出さなかった雑誌「書統」の昇段試験の締切が近づいてきた。またまた付け焼刃ではあるが、青山書道教室で漢字と詩文書の作品を添削してもらった。漢字のお題は半切に1行5文字というダイナミックなもので、好きな形ではあるのだが、これが結構難しい。いや、“結構”というよりは、“かなり”難しいのだった。
↓↓↓漢字のお題は「池塘生春草(池塘に春草生ず)」。「池」はでっかくなりすぎだ。墨もちょっと多すぎたようだ。Aは出っ張り過ぎ。AとBをつないだ線が先生の朱のようにもっと斜めになった方が恰好いい。「塘」の文字はCをもうちょっと左に寄せて、もっと大きくしたかったところ。Dは「口」に見えにくい。
↓↓↓「生」の文字はEをもっと長くして、Fを中心線よりも右に少しずらすと恰好いい。
↓↓↓次は詩文書だ。「松」はAのスペースをもっと空けなくてはいけなかった。「の」はひしゃげてしまったが、Bの部分を遠回りして書くようにしたらよいそうだ。
↓↓↓「ば」と「が」のAの部分は、点を2つ簡単に並べて書いているが、一つ一つを違う表情にして書くべきだった。「枝」と「に」は中心線から左にちょっとずれてしまった。2行目の最後はもっとスペースを空けたかったところ。1行目よりも2行目の終わりを短くするのが基本なのだが、なかなかうまくいかないなあ。
前回はサボって(というか忘れていて)出さなかった雑誌「書統」の昇段試験の締切が近づいてきた。またまた付け焼刃ではあるが、青山書道教室で漢字と詩文書の作品を添削してもらった。漢字のお題は半切に1行5文字というダイナミックなもので、好きな形ではあるのだが、これが結構難しい。いや、“結構”というよりは、“かなり”難しいのだった。
↓↓↓漢字のお題は「池塘生春草(池塘に春草生ず)」。「池」はでっかくなりすぎだ。墨もちょっと多すぎたようだ。Aは出っ張り過ぎ。AとBをつないだ線が先生の朱のようにもっと斜めになった方が恰好いい。「塘」の文字はCをもうちょっと左に寄せて、もっと大きくしたかったところ。Dは「口」に見えにくい。
↓↓↓「生」の文字はEをもっと長くして、Fを中心線よりも右に少しずらすと恰好いい。
↓↓↓次は詩文書だ。「松」はAのスペースをもっと空けなくてはいけなかった。「の」はひしゃげてしまったが、Bの部分を遠回りして書くようにしたらよいそうだ。
↓↓↓「ば」と「が」のAの部分は、点を2つ簡単に並べて書いているが、一つ一つを違う表情にして書くべきだった。「枝」と「に」は中心線から左にちょっとずれてしまった。2行目の最後はもっとスペースを空けたかったところ。1行目よりも2行目の終わりを短くするのが基本なのだが、なかなかうまくいかないなあ。
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