3/28/2011

◆震災から2週間---不安は残るが前向きに頑張ろう!

3月11日の大地震・津波、さらに原発事故と、この未曽有の震災に我々日本人のほとんどが他人ごとではなくなっている昨今だが、ここは皆で踏ん張るしかない! ということで、震災後初の赤坂書道教室に行ってきた。

↓↓↓まずは顔真卿(がんしんけい)の裴将軍(はいしょうぐん)から。誰にも真似できない(真似てるけど)、相変わらずの超個性的な文字だ。これで厄払いできるかも? 2文字目の「山」が少し大き過ぎた。これを小さくしないと4文字目の「雪」が入りきらない。

↓↓↓お次は共通課題のかな混じり書。「荒海や 佐渡に横たふ 天の川」という芭蕉の句だ。「荒海」を印象深くしたかったので、「荒海や」だけ大きく書いてみたが、それなら「荒海」をタイトルにしたほうがよかったとのこと。そうだったか・・・。

↓↓↓最後は雑誌「書統」の春期昇段試験の規定課題だ。「室閑茶味清」という5文字を半切1行に書くのだが、各文字の大きさや配分の仕方が難しい。Aはもう少し寝かせると「室」の背を短くできた。門構えの書き順は①②③の順番だ(なんと③から書いていた!)。Bの角度は先生の朱のように左上がりにならないといけない。

↓↓↓「茶」はもっと大きく書く。背が足りなかった。Aは細くなり過ぎ。小さい文字の「味」の下のスペース(B)はもっと開けて余韻を出す。といったところがT先生からの注意事項。もうちょっと頑張らにゃね。

3/08/2011

◆赤坂書道教室の「漢字かな混じり」のお題スタート!

今回から、赤坂書道教室のお題は初の「漢字かな混じり」となった。T先生のお手本を見ながら書いてもよし、自分なりの書き方に変えてもよし、とのこと。私は漢字を書く方が好きなのだが、構成を自分で考える余地が多いところはかな混じりの方が面白いかもしれないね。

↓↓↓いきなり真っ赤です。先生のお手本は紙を横長に使ったものだったが、つい縦長にして、わざと行間をあけずに書いてみた、のだが、もっと大胆にした方がよいそうだ。行間をもっと狭く、隣の文字の隙間に入り込ませるくらいくっつけて書く。文字は少し細すぎた。文字数が少ないのでもうちょっと太目にした方がよかった。これはリベンジしなきゃね。

↓↓↓こちらは雑誌『書統』の3月の規定課題。小書きが不思議文字(?)になっているので、タイトルも同じようにしたほうがよいとのこと。ひらがなの始筆部分が単調にならないように注意すること。これも書き直しだ。

↓↓↓今度はぐっと雰囲気が変わって、と言っても、いつもの顔真卿(がんしんけい)の臨書だ。Aのあたりで墨を付けて、その下の「廻」はもっと迫力を出す。逆にBはカスレが欲しかった。Cの部分はもっとスペースをあけると、その上の小さい文字の「高」を引き立たせることができるそうだ。縦画を長く伸ばした場合も同様で、その後のスペースを普通より少し広めにとると、縦画の見せ場が際立つのだとか。

↓↓↓お次は青山書道教室のお題だ。「孔子廟堂碑(こうしびょうどうひ)」の雰囲気を出しながら「和顔愛語」という文字を倣書(ほうしょ)した。Aの「口」はもう少し縦長だった。Bの「語」はちょっと上になり過ぎた(いつものことだが、全体のバランスを見て書かないといかんよね)。Cの「五」はもっと引き締める。なるほどね。言われてみれば確かに・・・。

3/06/2011

◆創玄展を見に国立新美術館へ!

第47回創玄展が、今月3日から13日まで国立新美術館で開催中だ。私にとっては二科から一科に上がった初の展覧会。友人を無理やり誘って見に行ってきた。本当に展示されているのか心配だったけど、ありました、ありました。

↓↓↓その証拠写真がこちら。ちゃんと額に入って展示されていた(当たり前か)。ほとんどの人が読めない(と思う)、甲骨文で書いた「人中之龍」だけど、見る人に、古代人の伸びやかさや大らかさが伝わればうれしいなあ。
◆半切に書く

すっかり投稿をさぼっていたら、青山書道教室のいつものお題「孔子廟堂碑(こうしびょうどうひ)」はすでに佳境。前に書いたところをまとめて半切に書くことになった。
大きいものを教室で書くのは面白いけど、結構体力を消耗する。大きい作品になればなるほど、書道は体育会系になっていくのだ。ホント、体力がないと大きいものは書けまへん。

↓↓↓Aは点との間をあけなくてはいけなかった。Bもあきが足りない。Cは転折の部分をもっと細くする。Dは真上にハネてしまったが、少し外側に向けてハネるのが正解。

↓↓↓「絶」と「窮」のAの部分は空間をもっと広くとりたかったところ。Bの払いの部分は角度に注意。Cは短すぎた。「王」のDはEよりも長いのが正解。私のはほとんど同じ長さだよね。

↓↓↓最後に重要なポイント。Aを見るとわかるように、横画がどの字もほとんど水平になっていた(!)。もっと右上がりに書かないと、線に勢いが出ず、力のない字になってしまうのだ。う~む、残念でした。