先週の青山教室は、久々に半切(はんせつ)に書くレッスンだった。半切とは紙の大きさのことで、掛け軸の大きさといえば分かりやすいだろうか。教室では、いつも半切の3分の1の大きさに書いていたのだが、今回はその3倍の大きさなので、全体にバランスよく書くのが大変だ。大御所のI先生も来られ、半切に書く時の注意点を話してくれた。まず、お手本を見て、左右の行を見比べるのだとか。そう言われてよく見ると、今回のお手本は右の行に画数の多い文字が集まり、左の行は画数の少ない文字が多い。そんな時は、左側が右側と比べて貧弱に見えないよう、文字を少し太めに書き、左右のバランスをとるといいのだとか。さらに、文字の中心線は縦にぴたりと揃え、文字と文字の間のアキは同じにする。なあるほど・・・、注意することだらけだ。
↓↓↓I先生の教えにならい、左の行の文字を太く書いたら、文字自体が大きくなり過ぎた。画数の小さい文字は、太めであってもコンパクトに書かないとバランスが悪くなってしまう。T先生が朱で書いてくれた「心」や「太」の大きさくらいだと、確かにバランスがいい。やはり大作は難しい。でも、I先生から、「線はしっかりしている。うん、なかなかいいよ」と褒められたので、ちょっとうれしい。
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