10/06/2013

◆スタンフォード大で「カレーの市民」 と遭遇: from サンフランシスコ

ハーバード大学と並び称される名門大学・スタンフォードは、サンフランシスコから列車で約1時間のところにある。広いキャンパス内には無料シャトルバスが走っていて移動しやすい。キャンパスの面積は全体で3,300ヘクタール。それがどのくらいの広さかというと・・・、要するにとてつもなく広いのだ。
我々は見所と言われるタワーや教会のあたりを散策しただけだったが、そこで偶然(事前に調べていなかっただけ)、ロダンの代表作の一つ「カレーの市民」に遭遇した。この彫刻は世界各国にあり、日本では東京の国立西洋美術館で見ることができる。ただ、スタンフォードの展示方法は少し変わっている。高い台座の上に6人の像をまとめて展示するのが一般的だが、こちらでは鑑賞する人と同じ高さに6人の市民の像が1体ずつ距離を置いて展示されているのだ。
「カレーの市民」は、百年戦争の際、フランスのカレー港がイギリス軍に包囲された時の話(1347年)に着想を得たもの。勇敢なカレーの市民6人が人々を助けるために身を犠牲にし、イギリス王のもとに出頭したときの模様を表現している。この作品は1888年に完成した。
「カレーの市民」を横目にさらに歩いて行くと、Memorial Churchに行き着く。この教会はどの宗教にも属していないが、人々に宗教的な安らぎを与えるために作られた。このような宗教の枠を超えた教会が1903年に作られたというのだから驚く。我々が行ったときは、荘厳な雰囲気の中で2組のカップルが結婚式の予行演習をしていた。

2 件のコメント:

Mayu さんのコメント...

I didn't know about the statues in detail. Thnank you for your explanation:)

giza さんのコメント...

I'm glad to hear that.
It was well worth to search the details!