2/28/2012

◆初の創作!

小品だが、初の創作に挑戦した。前回の赤坂書道教室で、自主課題で書いていた「鄭長猷造像記(ていちょうゆうぞうぞうき)を見たT先生から「その“龍”の文字が面白いから、“龍”が入った作品を創作してみたら?」とそそのかされ(?)、ついその気になってしまったのだ。「龍 四文字熟語」でグーグってみたら、知らない四文字熟語がいろいろ出てきた。そのうちの一つを、鄭長猷造像記風に書いてみた。

↓↓↓「龍章鳳姿(りゅうしょうほうし)」。意味は「まるで龍や鳳凰のような威厳に満ちた勇壮な姿」。ちょっとすご過ぎて引いてしまいそうだが、それはそれ。「龍」だけでなく、鄭長猷造像記で形が面白かった「女」という文字が入っているので気に入っている。2文字目の「章」は少し下がり過ぎた。Aは丸くなってしまったが、洞窟に刀で彫って書かれた造像記らしく、角を鋭くしたかったところだ。

↓↓↓こちらは新たに始めた自主課題の木簡(もっかん)だ。木簡は、紙がなかった紀元前206年~8年(前漢時代)の古代文字で、短冊のように細長く切られた竹や木に書かれている。これはちょっと珍しい木の円柱(七面)に書かれたものだ。
1文字目と5文字目は墨をたくさん入れたところなのだが、それがもっと分かるように書いたほうがよかった(カスレた文字との差が少ない)。残念。

↓↓↓これは同じ文字を茶色の中国の便箋に書いたもの。何となく作品っぽくなったかな。

0 件のコメント: