ついにサンフランシスコを経つ時が来た。今回はサンフランシスコからお届けする最後のブログだ。こちらでは全く書道をしていなかった、かと思いきや、最後の最後にちょっとだけ書いたので、それを紹介して締めとしよう。ジャパンタウンで無地のカードを買い、お世話になった方々に「楽しい時をありがとう」の気持ちを込めて、古代文字の甲骨文(こうこつぶん)で「楽」と書いた。墨と筆は日本から持ってきていたが、印はなかったので赤いインクペン(これもジャパンタウンで購入)のサインで代用した。
そもそも書道でカードを作ることを思い付いたのは、たまたま見つけた額縁屋さんの日本人オーナーが、ここでも書をしたらいいと勧めてくれたからなのだ。サンフランシスコの水を使って、自分の好きな場所で、そこの空気や風を感じながら、思い付いた文字を書いたらいいと言うのだ。確かにここでしか書けない「書」があるよなあ、と漠然と思いつつも、何かと忙しく、そのまま忘却の彼方に・・・。それを最後の最後に思い出したというわけだ。
↓↓↓配ったのはこの11枚。皆さん書のカードをもらうのは初めてだったようで(当たり前か)、すごく喜んでくれた。「フレームに入れて一生大事に飾っておくよ」と言ってくれたアメリカ人もいて、「ホントかなあ~」と思いつつも、ちょっとうれしかった。
↓↓↓これは裏側。Ancient Chinese character, around 1600 B.C., means "HAPPY" と鉛筆で書いた。その額縁屋さんのオーナーによると、鉛筆はインクと違って年月が経っても変色しないので、アートの世界でよく使われるのだそうだ。そういえばシルクスクリーンの作品の下に書かれている限定番号や部数は鉛筆で書かれているよね。勉強になるなあ・・・。
なごり惜しいが、3カ月の長いようで短かった滞在もこれにて終了。
Thanks to everyone who I've met in San Francisco!!!
10/13/2013
10/08/2013
◆ちょとイカしたコーヒーショップ:from サンフランシスコ
アメリカと言えばコーヒー。特にスターバックスは、ダウンタウンのどこに行っても見つけることができるほど多い。アメリカ人にとってコーヒーはなくてはならないものなんだなあ・・・、ということで、今回はローカルが教えてくれたちょっとクールなコーヒーショップ2店を紹介しよう。どちらもダウンタウンから外れているが、日本では味わえない American な空気に浸ることができる店だ。
↓↓↓ミッションにあるPhilz Coffee。さすが壁画アートで有名なミッション地区のコーヒーショップだけあって、天井から壁にかけての壁画が見事。ここで飲んだミントアイスコーヒーは病みつきになりそうなほど美味しかった。ドリップで淹れたコーヒーを氷とミントの生葉がたっぷり入ったカップに注いで作ってくれる。暑い日に歩き回った後の一杯だったから、そりゃあもう格別。
↓↓↓サンフランシスコから車で1時間くらいのところ、Saratogaにあるコーヒーショップ・Blue Rock Shoot。コーヒー1杯でジャズのオープンマイク(自由参加)・ライブを聞くことができる。我々が行ったときは、ドラムとベースギター、ピアノ、サックスのセッションをしていて、聞きごたえ十分。コーヒーショップでこんなハイレベルなジャズを聞けるとは驚きだ。ミュージシャンは途中で変わることもあるのでメンバーは流動的。まだアマチュアのような人が演奏すると、「あれ?」と思ったりするがそれはそれ。オープンマイクならでは“ゆる~い”楽しさがある。あ、もちろんコーヒーも美味しくいただきました。
↓↓↓ステージのある一角はそのままテラス席に続いている。そこに小さな女の子を連れて家族で来ている人もいた。曲が終わると女の子が一生懸命拍手するので、ミュージシャンも周りの人もニコニコだ。
↓↓↓ミッションにあるPhilz Coffee。さすが壁画アートで有名なミッション地区のコーヒーショップだけあって、天井から壁にかけての壁画が見事。ここで飲んだミントアイスコーヒーは病みつきになりそうなほど美味しかった。ドリップで淹れたコーヒーを氷とミントの生葉がたっぷり入ったカップに注いで作ってくれる。暑い日に歩き回った後の一杯だったから、そりゃあもう格別。
↓↓↓サンフランシスコから車で1時間くらいのところ、Saratogaにあるコーヒーショップ・Blue Rock Shoot。コーヒー1杯でジャズのオープンマイク(自由参加)・ライブを聞くことができる。我々が行ったときは、ドラムとベースギター、ピアノ、サックスのセッションをしていて、聞きごたえ十分。コーヒーショップでこんなハイレベルなジャズを聞けるとは驚きだ。ミュージシャンは途中で変わることもあるのでメンバーは流動的。まだアマチュアのような人が演奏すると、「あれ?」と思ったりするがそれはそれ。オープンマイクならでは“ゆる~い”楽しさがある。あ、もちろんコーヒーも美味しくいただきました。
↓↓↓ステージのある一角はそのままテラス席に続いている。そこに小さな女の子を連れて家族で来ている人もいた。曲が終わると女の子が一生懸命拍手するので、ミュージシャンも周りの人もニコニコだ。
10/06/2013
◆スタンフォード大で「カレーの市民」 と遭遇: from サンフランシスコ
ハーバード大学と並び称される名門大学・スタンフォードは、サンフランシスコから列車で約1時間のところにある。広いキャンパス内には無料シャトルバスが走っていて移動しやすい。キャンパスの面積は全体で3,300ヘクタール。それがどのくらいの広さかというと・・・、要するにとてつもなく広いのだ。
我々は見所と言われるタワーや教会のあたりを散策しただけだったが、そこで偶然(事前に調べていなかっただけ)、ロダンの代表作の一つ「カレーの市民」に遭遇した。この彫刻は世界各国にあり、日本では東京の国立西洋美術館で見ることができる。ただ、スタンフォードの展示方法は少し変わっている。高い台座の上に6人の像をまとめて展示するのが一般的だが、こちらでは鑑賞する人と同じ高さに6人の市民の像が1体ずつ距離を置いて展示されているのだ。
我々は見所と言われるタワーや教会のあたりを散策しただけだったが、そこで偶然(事前に調べていなかっただけ)、ロダンの代表作の一つ「カレーの市民」に遭遇した。この彫刻は世界各国にあり、日本では東京の国立西洋美術館で見ることができる。ただ、スタンフォードの展示方法は少し変わっている。高い台座の上に6人の像をまとめて展示するのが一般的だが、こちらでは鑑賞する人と同じ高さに6人の市民の像が1体ずつ距離を置いて展示されているのだ。
「カレーの市民」は、百年戦争の際、フランスのカレー港がイギリス軍に包囲された時の話(1347年)に着想を得たもの。勇敢なカレーの市民6人が人々を助けるために身を犠牲にし、イギリス王のもとに出頭したときの模様を表現している。この作品は1888年に完成した。
「カレーの市民」を横目にさらに歩いて行くと、Memorial Churchに行き着く。この教会はどの宗教にも属していないが、人々に宗教的な安らぎを与えるために作られた。このような宗教の枠を超えた教会が1903年に作られたというのだから驚く。我々が行ったときは、荘厳な雰囲気の中で2組のカップルが結婚式の予行演習をしていた。
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