3/18/2012

◆創玄展に

昨年同様、創玄展が国立新美術館で開催された。今回入選したのは、古代文字の甲骨文(こうこつぶん)で書いた「望雲(空を望み、遠く故郷の父母を想う)」という作品。大きい会場で他の人の作品とはちょっと違う雰囲気で並んでいるのを見ると、「よし、よし、皆と仲よくするんだよ」とつい声をかけたくなっちゃうんだよね。

T先生の作品はこちら。T先生から「今回はすごく派手なオレンジ色の紙に書いたから、すぐに分かるよ」と言われてはいたけど、本当にそうだった。写真ではそれほど派手に見えないかもしれないけど、実際はパっと目に飛び込んでくるほど鮮やかなオレンジだ。その派手な紙に全く負けることのない存在感のある文字にすっかり感心してしまった。しかし・・・、何と書いてあるのか、全く読めません。

3/07/2012

◆自主課題の木簡&黄道周の半切

赤坂書道教室では、前回から始めた自主課題の木簡(もっかん)が楽しかった。青山書道教室のお題も木簡なので紛らわしいが、その文字の種類は実に多彩なのだ。
私が自主課題に選んだ木簡は、造形美に溢れた魅力的な文字が次々に出てくるので、興味が尽きない。こういう素朴な文字は、本当に味わい深いよね。

↓↓↓これは、T先生から「下手なんだか上手いんだか、よく分からないような字だなあ」と、褒めてるんだかけなしてるんだか、よく分からない褒められ方をされた一品だ。Aはもう少し小さ目のほうがバランスがよかった。Bはちょっと右寄りの方がいい。Cは少し上がり過ぎだ。Dは左右の文字が重ならないようにしなくてはいけなかた。

↓↓↓これは全体に余白がもう少しあったほうがきれいだった。Aを小さ目にし、Bの間をあけるようにすると余白が効果的になる。

↓↓↓これは1月までの共通課題だった黄道周(こうどうしゅう)を半切で1行に書いたもの。「老」がこの書の見どころなのだが、Aはもっと直線的に書いたほうがよかった。

↓↓↓「十」の前のBであえてスペースを作ると余韻が出てくる。こういうのは高等技術なんだろうなあ。

3/04/2012

◆半切1/2に木簡を書く

今回の青山書道教室のお題は、古代文字の木簡(もっかん)を半切1/2に書くというもの。木簡と言っても、これまでとは雰囲気が違い、隷書(れいしょ)風の平べったい文字だ。ちょっとチャレンジングなのだった。

↓↓↓これは意外に難しい。自分では平べったく書いたつもりだったのだが・・・。先生の朱のように、もっと平べったくしなきゃいけなかった。次はリベンジしなきゃなあ。