8/11/2011

◆ゆるやかに~~、のんびり一句

今回の赤坂書道教室は、これまでのお題「かな混じり書」の集大成。習った句の中から好きな句を選び、半切に書くというものだった。あれこれ吟味しているゆとりがなかったので、何となく気に入っていた前々回のお題(草城の句「ゆるやかに 炎暑の琴の 音の粒」)を半切に書くことにした。

↓↓↓T先生は、構成の発想はいいとほめてくれた(?)が、Aは空間が広すぎて分断された感じがするので、朱のように左右の文字を少し寄せてみたらどうか、とのこと。

↓↓↓Bも同様。Cの落款部分、横書きはちょっと変。やはり縦書きにしたほうがよかった。できればリベンジしたいところだが、はて、どうなりますか。

↓↓↓こちらはいつもの自主課題、顔真卿(がんしんけい)の「裴将軍(はいしょうぐん)」の臨書だ。ついに最後の2文字となった。Aはアキ幅が全部同じになってしまった。普通の書ならこれでいいが、顔真卿の字は違う。オリジナルをもっとよく見て書かなければいけなかった。

↓↓↓これは雑誌『書統8月号』の規定課題の金文(きんぶん)。「人方佳王」という文字だ。Aはほかの文字と比べて重くなってしまうので、もっとカスレがほしかったところ。Bは落款の位置がちょっと左に寄り過ぎた。最後の落款で締まるところが、締まらなかったというよい見本だ。残念!

8/09/2011

◆団扇と木簡?

夏真っ盛り、団扇でも何でも使って涼を取りたくなる今日この頃。7月下旬の青山書道教室のお題は、無地の団扇に文字を書いてマイ団扇を作るというものだった。そのときに作った団扇はまだ使っていないが、何となく涼しげに出来たので、取りあえず写真だけでもどうぞ。左側は古代文字の「海」という字だ。

お次は、8月の通常の青山教室のお題、いつもの木簡(もっかん)だ。
↓↓↓Aは始筆を蔵鋒(逆から入って折り曲げて書く)にしたかったところ。「書」は横画のすべての始筆が同じで単調なのも問題。

↓↓↓Aは左に流れ過ぎた。Bの始筆も軽~い蔵鋒にしたかった。ハァ~、いつも同じようなことを注意されてしまう。なかなか身に付かないなあ~~。