今回の赤坂書道教室のお題は、この半年の共通課題だった蘇軾(そしょく)の行書「黄州寒食詩巻」を自分の好きなように半切に書くというもの。私は大きい文字をドカンと書きたかったので、半切に1文字としたが、人それぞれだ。半切を何枚も使って最初から最後まで、すべてを書き切った人もいれば、半切に1行、堂々5文字でまとめた人もいたり、いろいろな発想の作品を見ることができて楽しかった。
↓↓↓半切に書いたのは「葦」。淡墨と濃墨の2種類挑戦してみたが、作品としては淡墨がよかった、かな。
↓↓↓お次は顔真卿(がんしんけい)。「陵何壮哉/将軍」という文字だ。超個性的としか言いようがないよね。Aは名前の角度を少し内側に向けたほうがバランスがよかった。
↓↓↓これは某所で飾られていた大御所I先生の小品を写真に撮り、それをお手本にして書いたもの。Aの2カ所のアキは同じにしないほうが変化が出るとのこと。Bは少し太く。Cは全体的に少し大きく書いたほうがよかった。
↓↓↓雑誌「書統」の2月の詩文書の規定課題だ。Aは矢印のように始筆は右上から入ることが重要。
↓↓↓次は青山書道教室のお題・虞世南(ぐせいなん)の「孔子廟堂碑(こうしびょうどうひ」だ。Aは右に飛び出し過ぎ。Bの角度はもっと立てる。Cはほぼ水平にしなくてはいけなかった。ちょっと下がり過ぎ。
↓↓↓ Aは下が揃わなくてはいけなかった。Bは「理」が上になり過ぎ。右横の「張」が縦長なので、その上下真ん中におさまるようにする。う~ん、バランスよく書くというのは、ホント、難しいなあ。