3/28/2010

◆寒さは書道で吹き飛ぶか???

桜の開花宣言はされども真冬のような寒さで、また冬に戻ったらどうしよう!、と心配になってしまう今日この頃。そんなうつむき気分を吹き飛ばすために、まずは私の大好きな何紹基(かしょうき)の臨張遷碑(りんちょうせんひ)からいってみよう!

↓↓↓と言いつつも、なかなかバシッと決まらない。上段2文字と下段2文字の間をもっとあければよかった。名前は下過ぎ。印を押す場所を考えて位置を決めなきゃいけなかった。でも、やっぱり味のある楽しい文字だよね。T先生は、これでさらに勢いが出るといいと言うが、左手で恐る恐る書いているから勢いを出せと言われてもなあ。 


↓↓↓これは雑誌「書統」の月例選書の規定課題だ。隷書(れいしょ)が課題からなくなってしまったので、気分一新、今回は王義之(おうぎし)の行書「集字聖教序(しゅうじしょうぎょうじょ)」だ。やはりこれも文字の位置取りが悪かった。「幽」はもっと下に。「顕」の下と揃える気持ちで。「義」の最後のななめの縦画は角度が悪い。ななめの線は特にオリジナルの角度を観察するように、とのこと。確かにオリジナルを見ると、先生の朱のように、もっと鋭角の線で下に伸びている。そういう観察をする目が重要なんだね。

3/22/2010

◆毎日展のための錬成会!

創玄展が終わりホッとしたのも束の間、もう毎日展応募の準備をしなくてはいけない時期になってしまった。ホント、こうしてあっと言う間に歳をとっていくのだなあ。

そんなわけで、先週は毎日展用の1日強化練習(錬成会)に参加し、H会のいろいろな先生方にアドバイスしてもらいながら、大きな作品に挑戦した。

↓↓↓その成果がこちら。「野廣鳥声楽」という漢詩。意味は、広々とした野原で鳥が楽しそうに歌ってるよ、といった感じかな。


以下は先生方からのアドバイス。いつも同じようなところを指摘されるってことは、まだ身に着いてない証拠だね。
●墨をうんとたっぷりつける(筆の根元までしっかりつける。穂の両面にもつけて最後に穂先の墨を取る程度)。垂れても気にしない(!)。
●書いた後はすぐに吸い取らず滲ませる(吸い取るのが早すぎた!)。
●墨たっぷりで書いているところに「白」が入るから美しい(墨が少ないと「白」が生きない)。
●カスレた線が連続しないようにする。少し墨を足したり、書く速度や筆の持ち方を変えたりするといい。
●横画に力が入りすぎている。もっと軽~~~く書く。
●書く時はモーションを大きく、腕を大きく使う。
●四角に書いた部分は内径(白い部分)が直角になるようにするときれい。
●「耳」の部分の縦画は、筆を持ち変えて書いてもいい。最初は穂先で書き、刎ねるところは穂の腹全体を使って書く。

ふーっ、いつものことながら、課題は多いなあ。

3/13/2010

◆このブログがじわじわと・・・

今回の青山書道教室には、T先生のサポートとして初めて我がH会の女性大幹部・N先生が登場。そのN先生から、「ブログ見てますよ」と言われてびっくり! ご主人が見つけてN先生に教えてくれたのだそうだ。その後も同じ青山教室の人から「ブログ見たよ!」とメールをもらったり。大御所のI先生にはもうすっかりバレていたし、こっそり公開していたつもりだったのだが、じわじわ知られるようになってしまった。こりゃ真面目に更新しなきゃいかんなあ、と思いつつも、やっぱりゆる~~くしかできない私です。ま、適当にお付き合いください。

↓↓↓まずは青山書道教室のお題・顔真卿(がんしんけい)の倣書(ほうしょ)の一部。お手本なしで書くというのは、辞書で調べたりしなくてはいけないから大変だけど、自分で作品を作るってこういうことなのかと、ちょっとだけ分かったような気がする。では本題。N先生、Aを見たとたん「これは狸の尻尾だわ」。Aのハネの部分は書いた腕がそのままの勢いで下に行くのではなく(②)、腕を上に上げる(①)。または、この場合はハネずに止めてもよかった(③)。Bは長過ぎ。


↓↓↓T先生からは、AはBよりもう少し長く書かなくてはいけないとの指摘。実際の長さが同じだったら、A(つまり①)はB(②)より目の錯覚で短く見えてしまうからなんだとか。なるほど。。。


↓↓↓次は赤坂書道教室のお題、清(しん)の時代の書家・何紹基(かしょうき)の臨張遷碑(りんちょうせんひ)だ。これを半切1/3の大きさの紙に15文字ほど書いてみた。T先生から天地左右のスペースを取るようにとアドバイスされたので、あけておきたい幅に予め折り目を付けてから書いてみた。少し作品っぽくなったかな?


↓↓↓最後は『書統』のお題の隷書(れいしょ)。バランスがイマイチだが、これにて終了。