桜の開花宣言はされども真冬のような寒さで、また冬に戻ったらどうしよう!、と心配になってしまう今日この頃。そんなうつむき気分を吹き飛ばすために、まずは私の大好きな何紹基(かしょうき)の臨張遷碑(りんちょうせんひ)からいってみよう!
↓↓↓と言いつつも、なかなかバシッと決まらない。上段2文字と下段2文字の間をもっとあければよかった。名前は下過ぎ。印を押す場所を考えて位置を決めなきゃいけなかった。でも、やっぱり味のある楽しい文字だよね。T先生は、これでさらに勢いが出るといいと言うが、左手で恐る恐る書いているから勢いを出せと言われてもなあ。
↓↓↓これは雑誌「書統」の月例選書の規定課題だ。隷書(れいしょ)が課題からなくなってしまったので、気分一新、今回は王義之(おうぎし)の行書「集字聖教序(しゅうじしょうぎょうじょ)」だ。やはりこれも文字の位置取りが悪かった。「幽」はもっと下に。「顕」の下と揃える気持ちで。「義」の最後のななめの縦画は角度が悪い。ななめの線は特にオリジナルの角度を観察するように、とのこと。確かにオリジナルを見ると、先生の朱のように、もっと鋭角の線で下に伸びている。そういう観察をする目が重要なんだね。