2/17/2008

◆張遷碑の特徴って?

青山書道教室では、久々にO先生が登場。隷書(れいしょ)にはいくつか種類があるが、そのなかで、今、われわれが習っている張遷碑(ちょうせんひ)にはどんな特徴があるのか、教えてくれた。全体としては、どっしりとした逞しさのある隷書なので、そういうイメージを持って書くことが大切なんだとか。各論で言うと、次のようになる。
①他の隷書と比べて線が太い(起筆を強くすると太く書ける)、②他よりも直線的、③波磔(はたく)は他よりも短く、力強い、④波磔のある横線を書く時は、途中までは若干上がり気味にし、続いて下がり気味に書く。
↓↓↓この4番目の特徴を意識し過ぎて、ついオーバーに書いてしまったのがこちら。でもそれ以外は、元気のよさを褒められ二重丸。


↓↓↓赤坂の書道教室では、いつもどおり王鐸(おうたく)の独創的(?)な行書に挑戦。何度も書いた甲斐あって、ようやく自分でも納得できるレベルになりうれしい限り。ただ、「中」という字は、T先生から「ちょっとこれはやり過ぎかな」と言われてしまった。隷書といい、王鐸といい、その書の特徴をついオーバーに出し過ぎてしまったのがイカンかったなあ。


↓↓↓最後はいつものとおり月例競書への提出用だ。独創的な楷書の名品・賀蘭汗造像記(がらんかんぞうぞうき)。私の大好きな書体のひとつだが、今回のお題には結構苦戦した。ま、この程度でよしとするか。

4 件のコメント:

コダママン さんのコメント...

月例競書、素晴らしいですね。きっと「○」が付くと思います。
実は私も書作をやっております。
まだまだ級ですが。gizaさんのような生き生きした作品を書けるよう私もがんばります。

giza さんのコメント...

コダママンさんも書作をされていたんですね。私はやっと準初段になりましたが、先生から「段になるとなかなか上にいけないから、昇段できなくても気にせず、毎月出すのが大切だよ」といわれています。昇段しないとやる気しないなあ、と思っていましたが、こうして褒められると俄然やる気が出てきます。ありがとうございます!

コダママン さんのコメント...

私は最初飛び級で6級、5級を提出してすぐ○、すぐに特別昇段級試験で2級を頂きましたが、その後一向に動かず4ヶ月そのままです。半紙がどうにもヘタです。
ただがむしゃらに書いているだけで、練習のやり方が違えているのではないかと悩んでいました。でも、今迄はビギナーズラックで、今こそ基本を練習しているのだと思うことにしました。
「毎月出すことが大切」を胸に刻み、頑張って提出することにします。
ありがとうございました。

創玄展ではgizaさんの作品を楽しみにしています。
私は賞は頂けませんでしたが、入選だけしました。多分最下位で滑り込みセーフです。
だって線は弱いしすごく下手なんです。
(提出時は自惚れていましたが、後で写真を見るとお下手!)
gizaさんの昨年の入選作品と比べると、私のは良くぞまぁ・・・・と思えてしまうレベルです。顔真卿と若山牧水です。
自分のことは内緒にしてgizaさんの作品だけ見せて頂くのはちょっとずるい様な気がしてきましたので、白状します。

giza さんのコメント...

そうですか。創玄展にも出されていたんですね。漢字だけでなく、近代詩も出しているとはすごいですね。私はこれまで漢字一辺倒だったけど、4月からは近代詩も練習しようと思っているので、今後のブログをお楽しみに。