6/03/2007

◆ゴチャゴチャです

今日の書道教室では、いつものように青山では顔真卿(がんしんけい、709~785年)の「告身帖」、赤坂では「賀蘭汗造像記」(がらんかんぞうぞうき、502年)という趣きの異なる2つの古典を臨書した。どちらもメチャクチャ個性の強い作品なのだが、その方向性は全く逆なので、書いていて楽しい。とはいえ、最初に書いた顔真卿の「刎ね」の特徴(ツバメの尾っぽのような形)が、つい賀蘭汗造像記を書いていても出てしまい、自分でちょっと笑っちゃいました。

↓↓↓矢印の部分、顔真卿の書は下がらずにぐっと上向くというのが特徴なのだとか。他はイイ線いっているとT先生は言うけれど、周りを見ると、なんでこんなにうまいの?という人がわんさといて、本当かなあ、と思ってしまう。



↓↓↓T先生が書いた朱色の「刎ね」が賀蘭汗造像記の正しい「刎ね」の形。私のはちょっと顔真卿がかってしまい、書きながら気づいてあわてて修正したけど、そのなごりがある。先生は笑いながらその部分にちょいと朱を入れて、「ここ、ちょっと筆が浮いているね」だと。お見通しでゴンス。

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