6/17/2007

◆顔真卿、がんがん書きます

昨日の青山教室には、博光会40周年記念展が無事終わってホッとした表情のI先生も登場。展覧会には1日1000人もの来場者があり(土曜日は1500人!)、全部で6000人が来場するという大盛況だったとか。T先生をはじめ、この展覧会の実行委員は相当大変だったようなので、成功裏に終わり、ホント、よかった、よかった。

↓↓↓いつもの顔真卿の楷書。I先生によれば、顔真卿に限らずどの書であっても、筆の穂先の上下運動、つまり穂のバネを使って書くことが重要なのだという。軽く書いているときは穂先の形が「J」で、始筆や終筆、跳ねるとき、曲がり角などは力を入れるため、穂先はぐっと下に抑えられ「S」の形になる。その上下運動(バネ)を意識するようにしなくてはいけないのだとか。なるほどなあ。
これはI先生に「うん、よくできてる」と、最後に朱で「佳」という字を入れてもらった自信作。

↓↓↓こちらは祓いの方向が上になりすぎた。I先生の朱のように下方に向かないといけない。

↓↓↓こちらは赤坂教室で書いた木簡(もっかん)。木簡は書いていて楽しいため、つい早書きになるのが私の悪い癖。特に祓うところは、いつもT先生に「ゆっくりね」と注意されるのだ。また、漢字には横線が何本もあるが、早く書いたり遅く書いたりすると、様々な線の表情が出てくる(私のは全部同じ?)。

↓↓↓最後に月例競書に提出する顔真卿の行書。いやあ、今回は盛りだくさんでした。

6/10/2007

◆40周年記念・博光会書展

所属している博光会の展覧会に行ってきた。会員なら誰でも1つ出品できるということだったので、いつものことながら自分の実力も省みず、ちゃっかり私も出品してしまった。銀座の画廊で飾られるというのは、やっぱりちょっとうれしい。思ったとおり、他の会員の作品は私よりも大分レベルが高かったけど、でも人のことは気にせず、これからもマイペース、ハイテンションで頑張るぞぉ~~!

↓↓↓これが私の初の創作作品。実際は、先生に手本を書いてもらったりしたけど、ま、一応創作作品なのだ。額は借り物なので、手元に戻ってきたら自分の好みの額縁を買ってきて飾ろうっと。

6/03/2007

◆ゴチャゴチャです

今日の書道教室では、いつものように青山では顔真卿(がんしんけい、709~785年)の「告身帖」、赤坂では「賀蘭汗造像記」(がらんかんぞうぞうき、502年)という趣きの異なる2つの古典を臨書した。どちらもメチャクチャ個性の強い作品なのだが、その方向性は全く逆なので、書いていて楽しい。とはいえ、最初に書いた顔真卿の「刎ね」の特徴(ツバメの尾っぽのような形)が、つい賀蘭汗造像記を書いていても出てしまい、自分でちょっと笑っちゃいました。

↓↓↓矢印の部分、顔真卿の書は下がらずにぐっと上向くというのが特徴なのだとか。他はイイ線いっているとT先生は言うけれど、周りを見ると、なんでこんなにうまいの?という人がわんさといて、本当かなあ、と思ってしまう。



↓↓↓T先生が書いた朱色の「刎ね」が賀蘭汗造像記の正しい「刎ね」の形。私のはちょっと顔真卿がかってしまい、書きながら気づいてあわてて修正したけど、そのなごりがある。先生は笑いながらその部分にちょいと朱を入れて、「ここ、ちょっと筆が浮いているね」だと。お見通しでゴンス。