4/08/2007

◆4月の新プログラムスタート

青山の書道教室では、4月から新しいプログラムがスタートした。これまでの「かな混じり書」ではなく、書の古典を真似て書く「臨書」の授業だ。臨書は、我々のような素人だけでなく、独自の書の作品を生み出している書道家、アーチストにとっても、まさに基本中の基本だ。教室の今期(4~9月)のお手本となる書は、「石飛博光臨書集・古典渉猟 第八集」の中の「告身帖」。これは、本ブログでもお馴染み、私の大好きな願真卿(がん しんけい)の楷書の名品だ。願真卿は唐の四大家の一人。くせのある書体のため、この人の書は好き嫌いが相当にはっきりしているが(嫌いな人は本当に駄目みたいだ)、その割りには、活字の明朝体は願真卿の楷書が元になっているというのだからようわからん。

↓↓では、教室のおさらいだ。顔真卿の字の特徴は2つ。最後のハネの部分が鳥の尾っぽのようになっているところと(今回の書ではちょっとわかりにくい)、「日」(国も同じ)の矢印の部分がビヤ樽のようにふっくらしているところ。先生からは「こういう字は得意だよね」と言われ、目出度く下の2文字に丸をもらった。


↓↓↓次回の月例競書に提出する作品はこちら。同じ顔真卿だが、行書になると得意とはほど遠く、今回はかなり苦戦したというのが実感だ(書き直そうかなあ・・・)。

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