6/24/2012

◆木簡、傅山、顔真卿~

タイトルを見ると何だか支離滅裂のようだが、いつもの赤坂書道教室の共通課題と自主課題、それに雑誌「書統」の漢字の規定課題を書いたらこうなってしまった。バラエティに富んでいるほうが楽しいだろう、ということで構わずどんどんいってみよう。

 ↓↓↓これは自主課題の木簡(もっかん)だ。全体的には悪くなかったのだが、Aのあたりは横画が長過ぎた。ここに余白ができると、風通しがよくなって作品が生きるのだそうだ。

↓↓↓こちらは傅山(ふさん)の行草書だ。勢いもあってよいとのことだったが、Aの部分は余白がなく詰まり過ぎ。少なくとも1センチは余白がほしかったところ。残念!

↓↓↓最後は顔真卿(がんしんけい)の行書だ。Aは下の方が広がってしまった。Bはふっくらし過ぎ。T先生の朱のように、締まった感じでいきたかった。Cの連綿は「卿」のヘンになるところだからしっかり書かなくてはいけない。分からずに書いていることがバレバレなのだった。

6/17/2012

◆草書的な木簡に挑戦!

今回の青山書道教室のお題は、草書的な木簡(もっかん)。草書的と言うだけあって線に勢いがあり、これまでとはちょっと違う感じで、書いていても面白かった。その雰囲気が伝わりますかどうか。

↓↓↓久々に大御所のI先生が登場!(自分が休んでいたから久々だったのかもしれないが・・・) こういう大きい字は座って書くより立って書いた方がよいとのアドバイスがあったので、早速立って書いてみたら、座って書いたときは文字が大きくならなかったのに、こんなに大きく書けてしまった! おかげで、全体の雰囲気は合格点をもらうことができた。ただし、Aの終筆はハネずに止めるところだった。最後の文字は「手」と読んでしまいそうだが、「年」だ。

↓↓↓Aの左側にハネる部分は、手を親指が下になる形にしてハネたらよいのだそうだ(I先生の朱の部分)。逆に右側にハネるときは小指が下になる形にする。確かにそうしてみると、ハネの終筆が細くなり、恰好よくなる。お試しあれ!

6/14/2012

◆半切の3行の木簡(!)

6月最初の青山書道教室のお題は、これまで習ってきた木簡を、半切に3行で書くというもの。できるだけ大きい字で、できるだけ少ない字数を書くのが好きな私にとっては、かなりヘビーなお題 だった。ま、たまにはいっか。

↓↓↓これが半切に3行で書いた木簡だ。何となくサマにはなったかな。

↓↓↓下の部分はこちら。上と比べると、ちょっとゴチャゴチャしてしまったなあ。

↓↓↓ 気を取り直して、こちらは赤坂書道教室の自主課題で書いた木簡だ。Aのハの字の部分は、もう少し広げたらよかった。Bは線をゆらゆらさせずに真っ直ぐ書く。力の入れ方を変えていろいろな線になるのはよいが、筆を揺らして書くのはNGなのだ。そうやって書いたことが、何故かすぐバレちゃうんだよね。

↓↓↓ついでにこの木簡の続きをどうぞ。その造形の巧まざる面白さに、いつも驚かされるのだ。

6/10/2012

◆1カ月以上のご無沙汰でした!

 5月は何だかんだと忙しく、書道はあまりできなかったため、ブログをサボりまくっていた。久々なので、赤坂書道教室の共通課題をまとめて紹介しておこう。お題はいつもの傅山(ふさん、1607~1684年)の行草書「行草五言古詩巻」だ。

 ↓↓↓Aの部分は気持ちよくハネてしまったが、ここは次の文字の「益」につながっていく線にならなければいけなかった。Bはふわんとした線ではなく、 真っ直ぐきりりと書く。
 

↓↓↓2文字目の「令」の最後のハネは、Aの位置で終わらせて3文字目のスペースをもっと取れるようにしたかった。Bは横に広がり過ぎ。


↓↓↓1文字目は先生の朱のようにもう少し右に寄せたかったところ。Aの部分はしっかり空間ができるようにする。Bも同様だ。Cは線をキリリとする。傅山の線は甘ったれていないのだ。Dは分からないで書いていたのがバレてしまった。「荒」という字の中は「人」という字だった!


↓↓↓この続きは、先生の朱が入ったものはないので、書いたものの中で一番よかったものをどうぞ。まだまだ修行が足りないが・・・。