先週の日曜日に、創玄展のための夏の特別書道教室(錬成会)に行ってきた。今回から1科に上がるので、2科よりもぐっと大きいサイズの紙に書けるのが嬉しい。せっかく大きい紙になったのだからと、お手本は大きな字で書かれた4文字の漢詩をチョイス。さあ~~~、でっかく書くぞー!
錬成会の参加者の数は、暑さのせいか、いつもより少なかった。そんな中、大御所のI先生も来られ、一人一人にお手本の字を書いてくれたり、最後は書いた中からいい作品だけを選ぶ「選別」もしていただくことができ、満足の1日だった。
↓↓↓I先生に選んでもらった3枚のうち、一番よかったのがこちら。ある程度、迫力は出せたかな、と。ただ、最後の「遊」のツクリの右端部分より、シンニョウの方が長くないとバランスが悪い。
↓↓↓上記作品を選別の後、没になった作品にI先生が手術を施しながら、さらに迫力を出すための書き方を教えてくれた。
ヘンの「月」の縦画をもっと長くし、馬の点4つも太く長くする。馬の横画の線は細くしない。ということで手術(修正)してもらったのがこちら。
↓↓↓「世」の手術後はこちら。横画も縦画もぐっと強い線になったのが分かる。
↓↓↓「獨」はカスレを入れる文字。でもそれによって線が細くなってはいけない。ここも強い線になるように手術が施された。
この他にもいろいろな先生方がアドバイスしてくれたので、そのポイントをまとめてみた。
●見る人を驚かすくらい迫力のある字を書こう。
●周囲が囲まれている文字の内側はつい弱い細い線になりがちだが、強く太い線に書くことが重要。
●強い線を書くときも肩に力を入れない。
●「遊」のシンニョウの横画は筆をうんと寝かせて思いっきり太く書く。