7/25/2010

◆夏の錬成会!

先週の日曜日に、創玄展のための夏の特別書道教室(錬成会)に行ってきた。今回から1科に上がるので、2科よりもぐっと大きいサイズの紙に書けるのが嬉しい。せっかく大きい紙になったのだからと、お手本は大きな字で書かれた4文字の漢詩をチョイス。さあ~~~、でっかく書くぞー!

錬成会の参加者の数は、暑さのせいか、いつもより少なかった。そんな中、大御所のI先生も来られ、一人一人にお手本の字を書いてくれたり、最後は書いた中からいい作品だけを選ぶ「選別」もしていただくことができ、満足の1日だった。

↓↓↓I先生に選んでもらった3枚のうち、一番よかったのがこちら。ある程度、迫力は出せたかな、と。ただ、最後の「遊」のツクリの右端部分より、シンニョウの方が長くないとバランスが悪い。


↓↓↓上記作品を選別の後、没になった作品にI先生が手術を施しながら、さらに迫力を出すための書き方を教えてくれた。
ヘンの「月」の縦画をもっと長くし、馬の点4つも太く長くする。馬の横画の線は細くしない。ということで手術(修正)してもらったのがこちら。


↓↓↓「世」の手術後はこちら。横画も縦画もぐっと強い線になったのが分かる。


↓↓↓「獨」はカスレを入れる文字。でもそれによって線が細くなってはいけない。ここも強い線になるように手術が施された。 


この他にもいろいろな先生方がアドバイスしてくれたので、そのポイントをまとめてみた。
●見る人を驚かすくらい迫力のある字を書こう。
●周囲が囲まれている文字の内側はつい弱い細い線になりがちだが、強く太い線に書くことが重要。
●強い線を書くときも肩に力を入れない。
●「遊」のシンニョウの横画は筆をうんと寝かせて思いっきり太く書く。

7/19/2010

◆「臨張遷碑」を半切に!

今回の赤坂書道教室のお題は「自分の好きなものを半切に書く」というもの。そこで、せっかくなので、これまで勉強してきた何紹基(かしょうき)の「臨張遷碑(りんちょうせんひ)」を、レイアウトを市松模様にして、半切に書いてみた。それを見たT先生がいろいろアドバイスをしてくれたおかげで、あら不思議、ちょっと作品っぽくなってきたぞ。

↓↓↓ T先生曰く、これを表装するなら、上と下のホワイトスペースをもっと増やして、縦の長さを強調したら面白いとのこと。印は思いっきり大きいものを芋版で作って押すといい。なるほど、なるほど。こういうアドバイスをもらうと、いろいろ構想が沸いてくるよね。


↓↓↓これは青山書道教室のお題・顔真卿(がんしんけい)の行書だ。今回は大御所のI先生も来られたので、ちゃっかり2枚、まとめて見てもらった。
Aの部分は先生の朱のように傘の角度がもう少し鋭角で、下に長くなくてはいけなかった。Bはもっときっちり書く。


↓↓↓意外にも(?)、署名の最後の「臨」が駄目だった。下を揃える気持ちが必要だ。残念!