2/22/2009

◆半切に書く「蘭亭序」

今回の青山教室は,「蘭亭序(らんていじょ)」のなかで自分の好きな部分を,好きな文字数で半切に書くという,これまでにない自由度の高いお題だったので,やる気十分,気力十分で臨んだ。ほとんどの人が半切に2行で書いていたが、せっかく自由でいいのだからと、私は1行5文字というデカイ文字に挑戦。その結果をご覧あれ。

↓↓↓Aの部分は下にはみ出しすぎだった。「極」の崩し方はBが蘭亭序ならではの書き方。通常はCのようになる。


↓↓↓T先生に一番よいものを選んでもらったのがこちら。最後に書いたもので、一番字に勢いがあった。1文字目と2文字目の間が接近しすぎてしまったが、それはご愛嬌? T先生曰く、作品としては2文字目に見栄えのする文字を持ってくるのがよく、私の選んだ文字列はそれに適っているんだそう。いいセンスだと褒められたけど、たまたま、だったような気が・・・。



↓↓↓赤坂書道教室では、いつも通り黄庭堅(こうていけん)が統一の課題。Aの部分が異常に長いところが黄庭堅の特徴だ。こういう個性的な文字は書いていてとても楽しい


↓↓↓お次は「書統」月例規定課題の草書・懐素(かいそ)の千字文(せんじもん)だ。


↓↓↓最後に随意課題・半切1/2への表現。これは漢語で「きびにふす」と読むらしい。意味は、「優れた人物の後について名を成すこと」だとか。「き」という字は日本語にあるんだろうか???

2/11/2009

◆元気だけが取り得!の蘭亭序&黄庭堅

展覧会用の書がひと段落し、青山、赤坂どちらの書道教室も、ちょっと落ち着きモードだ。当面の目標がないので、皆、ぼうーっとしながらやっております。

↓↓↓では、いつもの蘭亭序(らんていじょ)の臨書から。結構、いい感じで書けたのだが、3文字目の配置が悪かった。配置まで考えながら書かないといけないのだが、行き当たりばったりな性格が、つい書にも出てしまった。いかん、いかん。


↓↓↓お次は宗の時代の書家・黄庭堅(こうていけん)の行書だ。Aの部分の始筆は、先生の朱のように内側から入らなくてはいけなかった。「光」はBの部分が下がらないようにする。なるほど、確かにオリジナルはそうなっておるなあ。


↓↓↓最後は『書統』の今月のお題だ。半切1/2の大きさなので、ダイナミックに書けるのが楽しい。この3文字はいずれも縦長なので、最初の「附」を少し短くした方がよいとのこと。「尾」はスペースがなくなってしまったため寸足らずになってしまった。これもまた、文字の配置を考えないで書いてしまったためだ。トホホ。。。