6/08/2013

◆金の墨汁---はて、その使い方は?

先日、知り合いから金の墨汁をもらった。どんなものなのかさっぱり分からなかったが、容器を開けてみると確かに金色の墨汁だ(当たり前か)。注意書きを見ると、容器をよく振ってから、そのまま水で薄めずに使えばいいようだった。早速、前回書いた甲骨文(こうこつぶん)の「陽明」が何枚か捨てずに残っていたので、そこに金色をちょいと追加してみた。

↓↓↓自分では「陽明」という文字と金色が合うんじゃないかと思ったのだが、先生の感想は微妙だった。曰く「金の墨汁だけで文字を書いたほうがいいんじゃないの」。ただ、今の書き方だと金の部分がベターッとしてしまうので、少しだけ水で薄めた方がいいとのこと。さらに教室のMさんから「黒い紙に書いたら面白いんじゃない? 紙は画仙紙でなくてもいいんだから。モダンな文字がいいと思うよ」とのアドバイスも飛んできた。こういうチャレンジをしてみると、先生だけでなく、他の人からの意見も聞けるのがうれしい。黒い紙に金色の文字か・・・、さてどうなりますか、お楽しみに。

 ↓↓↓こちらはいつものお題・王羲之(おうぎし)の「蘭亭序」。AとBの位置関係に注目。先生が四角い朱で示してくれたように、オリジナルの字はAの中心がBの中心よりも左にズレている。さらにCのハネはDのように力強い。こういった細かいところをよく観察しなくてはいけなかった。、
 ↓↓↓次の2枚は顔真卿(がんしんけい)の祭姪文稿(さいてつぶんこう)。Aは左に寄り過ぎた。Bは墨を入れてしっかり書きたかったところ。因みにBCの読み方は「なんじのちち」。
 ↓↓↓Aの2文字が大きくなってしまったので、細長く書きたかったBがへしゃげてしまった。CはDよりもっと短くなくてはいけなかった。 自分ではオリジナルを一生懸命見ながら書いたつもりでも、ポイントを抑えていなかったことがよく分かる。残念!

5/30/2013

◆古代人になったつもりで?

通っている書道教室では、自分の好きな文字を(勝手に?)書いて先生に見てもらうこともできるので、漢字の元祖である甲骨文(こうこつぶん)をはじめとした古代文字をちょこちょこっと書いてみた。目標は部屋に飾れるような楽しい小品を完成させること。頑張るぞー!

↓↓↓これは金文(きんぶん)で書いた「陽明」で、半切1/2の大きさ。去年、世田谷美術館の友の会展に出品した作品の焼き直しだが、今回は淡墨で挑戦してみた。し・しかし、先生からNGが出てしまった! 淡墨云々ではなく、細い線(A)に力がなくグダグダ。細くても強い線を出さなくてはいけない(そこが難しい!)。先生だったらどんな風に書くか、上から朱で書いてもらった。なるほど、こういう形に書くのも面白いよね。しかも、先生が書いた線はどれも力強く・・・。  
 ↓↓↓こちらは半紙に書いた甲骨文の「陽明」。上の金文とよく似ているが、金文が登場する前の超古代文字だけあって、漢字度(?)はより低く、造形的面白さはぐんとアップしているよね。 使った筆は、2~3回洗ったら駄目になりそうな、竹の皮をほぐして作ったような変な硬筆だ。上野の博物館で開かれていた書の展覧会に行ったとき、出店していた筆屋さんで買ったもの。この筆を使って古代人の気分で(?)書いてみた。その甲斐あってか先生の評価は上々。合格点、もらえたかな?
 ↓↓↓これは去年10月から今年3月まで、赤坂書道教室の共通課題だった呉昌碩(ごしょうせき)の臨石鼓文(りんせっこぶん)の一部を半切に書いたもの。実は3月の最後に、仕上げとして「自分の好きな部分を半切に書く」というのがお題だったのだが、ず~っと出来ないでいたのだ。写真がぼやっとして見えにくいとは思うが、右の端を1センチ程度切ると全体のバランスがよくなるとのこと。取りあえず半切を書いたので、一区切りついたかな。

5/25/2013

◆久々の半切もケチが災いトホホの結果に・・・

5月はお稽古日までに余裕があったので、久々に半切にも挑戦してみた。書いているとき、墨汁が少なくなってきたが、そのまま墨を足さなかったのをバッチリ先生に指摘されてしまった。曰く、「全然墨が足りない。筆の根本までしっかり墨を含ませて書かないと駄目だよ」。墨をケチって書いたのがバレバレなのだった。あと少し書いて終わりにしようというときは、墨を足さずに何とか書き上げて、墨池を洗うのを楽にしようと思っちゃうんだよね。それが駄目なのは頭では分かっているんだけど、ほとんど習性になっているような気がする。反省、反省。

↓↓↓その問題の半切作品がこちら。王羲之の行書の名品、「孔侍中帖(こうじちゅうじょう)」の臨書だ。これは3月末にやめた青山書道教室で習っていたときのお題だ。最後に半切で仕上げることが出来なかったので、これを書いて(勝手に)卒業作品としたかったのだが、ケチが災いしてトホホの結果になってしまった。
↓↓↓こちらは赤坂書道教室の共通課題、同じ王羲之の「蘭亭序」だ。Aのスペースは空き過ぎ。左の行を書くときは、右の行とのバランスを考えながら書かないといけなかった。
↓↓↓次はいつもの自主課題・顔真卿(がんしんけい)の祭姪文稿(さいてつぶんこう)だ。これまでのお稽古で、どこまで先生にお手本を書いてもらったかを忘れ(情けな!)、重複して書いてもらったこと複数回。そんなわけで文字数がゴチャゴチャになってしまい、今回はそれを調整したので変な文字数が続くがご容赦を。先生から「何でこんな文字数なの???」と聞かれたので一応説明はしたが、やっぱり頭の中は「何で???」のままだったような・・・。これがその第一弾。右の行を何とかおかしくないように配置したつもりだったが、こんなときはBの空間をもっと広げ、Aを詰めるほうがいいそうだ。
 ↓↓↓次はさらに不思議な文字数。先生に「これは作品にならないよ」と言われてしまった。Aは大き過ぎ。全体的には先生の朱Bのような形状になるといい。
 ↓↓↓やっと通常の6文字だ。Aは少し小さくし、上2文字の字間をあけたかった。Bはちょっとハネてしまったが、ここはハネずに止めるところ。Cは長くなり過ぎた。読み難い字が多いが、調べてみると、2字目は「図(はか)る」、5字目は「うかがう」、6字目は「すき」。5~6字を合わせて「すきをうかがう」という意味になる。覚えられるかなあ・・・。