8/08/2014

◆個展制作のお手伝い終了!

青伸書道会を主宰する種家杉晃先生が、来月下旬、個展を開くことになった。その制作の手伝いを5月の連休あたりから皆でチョコチョコやっていたのだが、ついにこの間の日曜日に終了と相成った。いやー、よかった、よかった。手伝う者にとっては文字通りの終わりで「ヤッター!」となるのだが、先生にとってはまだ細かい作品を書かなきゃいけないなど、他にも山ほどやることは残っているそうで、そう簡単には喜べないようだ。でも、ま、一つの区切りではあるわけだから、目出度い、目出度い、ということにしておこう。

そうこうしている間に個展の案内葉書も出来上がってきた。メインのビジュアルは相当にこだわって撮影したものなんだそうだ。たっぷりの墨液の上に墨が一滴落ちて波紋が広がり、墨液に写っていた螺旋階段がその波紋によってゆらいでいる様子が撮影されている。個展のタイトルは「Aroma Classico」。古典の香りただよう現代書ということか。螺旋階段は過去(古典)から現在へと連綿とつながっていることをイメージしているんだそうだ。個展がどんな感じになるのか、期待が高まるよね。
種家杉晃書展、9月25~30日、銀座・竹川画廊にて(詳細はこちら)。漢字を中心としたその作品群は、墨とさまざまな種類の(先生こだわりの)画仙紙とがぶつかり合い、それぞれが違った表情を見せていて魅力的。これらがどのように表装(または額装)されるのか楽しみだ。こういう面白さは個展ならでは。多くの方に実際に見て楽しんでいただけたら嬉しい。

7/24/2014

◆毎日展&台北・故宮博物院展!

あまりの陽射しにくらくらしながらも、昨日、毎日展に行き、さらに東京国立博物館で開催中の故宮博物院展に行ってきた。お目当ての散氏盤(さんしばん、前9~前8世紀)は、入口を入ってすぐの場所にいきなり展示されていた。ビックリだ。しかもその青銅製の器は思っていたよりずっと大きい。口径55センチ、高さ21センチで、広々とした底の部分に銘文が刻まれていた。これがまさに古代の青銅器に刻まれている文字、金文だ。臨書用の本を見ると金文の項では必ずと言っていいほど出てくる「散氏盤」の本物だ。当たり前だが、見慣れた拓本の文字ではなく、青銅器に直接刻まれた古代文字は生き生きしていた。やっぱり実物は凄いよね。
初っぱなで目的を果たしてしまったので、すぐに帰ってもいいくらいだったが、取りあえず中に入って行ったら思いがけず書が多く展示されており、ちょっと得した気分になった。王羲之(おうぎし)はもちろんのこと、かつて赤坂書道教室の共通課題で習ったことのある蘇軾(そしょく)や黄庭堅(こうていけん)の書もあり、「おう~、これこれ」と知ったかぶりもできたのだった。
↓↓↓これは毎日展で入選した自作の「水魚の交わり」。そういえば、これ金文なんだよね。古代人の楽しそうな雰囲気が表現できていると嬉しいのだが・・・。

7/21/2014

◆「明」を甲骨文で書いてみた!

関東でもようやく梅雨明けの気配が高まってきた。「梅雨明け」の前祝いではないが、今回は「明」の一文字を甲骨文で書いてみた。作品として耐えうるものになるといいのだが・・・。

↓↓↓これが半切1/3に書いた甲骨文の「明」。Aの空間を「明」と読めるギリギリまであけたらどうかとのこと。その場合は、日と月が別々の文字に見えないように、Bをしっかり長くして一体感を出すのがポイントだ。
↓↓↓いつもの自主課題、空海の忽被帖(こっぴじょう)。「迫以法儀暫か(く)」の6文字だ。全体的には(いつものことだが)、文字の位置が駄目だった。Aはもう少し空間をあけた方がいい。
 ↓↓↓共通課題褚遂良(ちょすいりょう)・文皇哀冊(ぶんこうあいさく)。これも全体的な文字の位置・バランスが悪い。Aはもう少し大きく書きたかったところ。それにしても、いつも同じ指摘を受けながら、ちっとも進歩しないのである。毎回、付け焼刃で書いているのがいかんのだろうなあ。反省。