11/19/2006

◆知自身とは?

今回のかな混じり書は、「知自身 私という一番の不思議」。「知自身」は仏教の言葉で、自分のことは自分が一番知っているという意味だとか。とはいえ、その自分が意外に分かっていなかったりする。ということで、相反する「私という一番の不思議」という言葉が添えられている。書体は隷書(れいしょ)。2000年近く前のものだが、この書体、ホント創作的だよね。

↓↓↓大きい漢字の文字より横の小さい文字に苦戦。O先生から単調にならないようにと何度もアドバイスされ、最後に出来上がったのがこちら。「ようやく左右の文字のバランスが取れたね」と合格点。ただし先生が朱を入れたところ、「田」の部分の曲がり角が丸くなっているのは、一文字だけならいいが、複数あると子供っぽくなるから注意した方がよいとのこと。確かに・・・。



↓↓↓そして恒例の月例競書に出す作品がこちら。T先生にお手本を書いてもらって何とかここまで書けたが、行書はやっぱり難しい。

10/22/2006

◆足下を見ろと? 見てますがな・・・

今回の青山教室での書のお題は「看脚下(かんきゃっか)」。禅の言葉で、遠大な計画もいいけど、まずは足下をちゃんと見ろという意味だとか。でも、実際仕事をしていると、毎日足下のことばかりで、近視眼的になっているような気がしてならない。ま、いいんですが。

↓↓↓この書の見所は「下」という字の伸びやかさ。「脚」は先生の朱文字のように、もっと扁平に書いて、デザイン的な面白さを出したかったところ。かなり思い切って扁平に書いたつもりだったが、それでもまだ足りない。


↓↓↓これは11月の月例競書に出す作品。ご存知、顔真卿(がんしんけい)が書いた行書の臨書だ。何と読むのかって? う~~~。

10/09/2006

◆知り合いの写真展に行ってきた

書道教室の帰りに、知り合いが写真展をやっているというので行ってきた。場所は、めったに行くことのない中目黒の目黒川沿いにあるギャラリーだ。噂には聞いていたが、その近辺にはつい入ってみたくなるようなおしゃれなお店がいっぱいあり、駅からギャラリーにたどり着くまでに1時間以上かかってしまった(普通に歩けば10分弱のところでした)。写真展鑑賞前のウォーミングアップとでも申しましょうか。ま、前菜みたいなもんですな。

行ってみると、期待以上だった。タイトルは「森敏明写真展・トヤマホテル」。レトロな建物や猥雑な路地裏のワンシーンを、森さんらしい温かい視線で切り取ったモノトーンの写真群が、洗練されたレイアウトでディスプレイされていて、美的に刺激的。ギャラリーの空間全体がひとつの作品になっていた。

↓↓↓この作品、写真とイラストに赤いハンコが押されていて、とてもおしゃれ。ハンコはどこかのみやげ物で、いずれ使いたいと思って取っておいたものだとか。そのハンコの赤が、今回の展覧会の肝(キモ)のような役目を果たしていた。


↓↓↓これは床にディスプレイされた作品。この上を無心にひょこひょこ歩いた子供がいたそうだが、結局、「足跡ひとつ付いていなかった」と残念そうであった。


↓↓↓記念に作者をパチリ。写真を撮るのは好きでも撮られるのは苦手なようで、どうしてもカメラの方を向いてくれない。ハニカミおじさんなのだった。