2/18/2014

◆久々の更新はテンコ盛り!

東京もついに雪国になってしまったか!、地球温暖化はどこに行った?!、と思わず叫んでしまいそうな今日この頃。先週末は寒さや足元の悪さにひるみつつも、何とか赤坂書道教室にたどり着くことができた。これで久々の更新ができるわけで、取りあえずよかったよかった。

すっかりご無沙汰してしまったが、今回はそのお詫びに(?)、古代文字の金文から木簡風、行書、草書と、まとめてずずっと紹介してしまおう。ちょっと騒々しいかもしれないけどね。

↓↓↓金文で書いた「海月」の2文字。全体に重心が上がって見えるので、AやCを少し下げてバランスを取った方がよかった。Bは中途半端に短くしない方がいいとのこと。Dは他と同じ程度の太さにしないと、ちょっとワザとらしく見えてしまう。


 ↓↓↓こちらは木簡風。「為」の字形が気に入ったので書いてみた。Aのふにゃふにゃした横画はNG。Bの縦の長さはもう少しあってもいいかもしれない。Cは直線にしてDの湾曲した線と差別化させるとバラエティが出るとのこと。Eの先はハネずにきちっと止める。いやあ、いろいろあるなあ。たった2文字なんだけどね。
 ↓↓↓「風」はAとBの余白の幅が同じになってしまった。Aを広くしBを狭くすると格好いい。「神」のCとDの余白はCの方を広く、Dの方を狭くするのが自然。これは逆だ。縦画はEの部分から太く思い切って書いた方がよかった。Fは真っ直ぐにするか、これ以上傾斜が強くならないようにする(今の傾斜が限度)。Gの落款の位置はもっと上。落款を右の縦画のそばに近づけてしまうのもNGだそうだ。一番充実している場所(見せ場)の近くに落款があると、そこが台無しになってしまうのだと。勉強になるなあ。
↓↓↓こちらは自主課題の顔真卿(がんしんけい)・祭姪文稿(さいてつぶんこう)だ。Aの行間は詰まりすぎ。行間の余白はスパッと上から下まであいているのが美しい。Bの余白は多過ぎた。臨書でも1つの作品として鑑賞に堪えられるものにするのは、ホント難しい。
 ↓↓↓最後は共通課題の張瑞図(ちょうずいと)の草書「飲中八仙歌」。このところ休んでばかりで何も書いていなかったので、一気に皆に追いつくための秘策(?)を考えた。それがこちら。お手本を最初から最後まで全部書く「全臨」に一発勝負で挑戦したのだ。赤丸の部分、行間がそろっていないのがちょっと目立ってしまった。こういうとき、先生は行間が均等になるように上に定規を置いて書くのだそうだ。Aのように墨がボタっとした感じに見えるのはNG。墨を足すときにうまく量を調節しなくてはいけなかった。Bの落款は大き過ぎ。といろいろ言いたいこともありましょうが、取りあえず初の全臨に拍手!、ということにしておこう。