11/28/2012

◆世田谷美術館友の会展!

今年もまた、世田谷美術館友の会展に書作品2点を出品した。友の会に入っている人なら誰でも自作品を出品できる展覧会なので、別に得意になるようなもんではないが、やっぱりちょっとうれしいよね。今回も油絵やら水彩画、木版画といった絵画作品が大多数を占めており、書作品はわずか6~7点だったが、個性的な書が多く、結構アピールしていたんじゃないかな(と勝手に思っている)。

今回出品した2点は、このブログですでに紹介済みの作品だが、額装したり軸装したりして、ちょっとばかり恰好よくなったので、その晴れ姿をご覧あれ。

↓↓↓こちらは金文で書いた「陽明」。
↓↓↓これは甲骨文で書いた「有各雲」。どちらも馬子にも衣装なのだった。

11/23/2012

◆ロサンゼルスで書に遭遇!

今月の初め、ロサンゼルスに行ったときのこと。様々な学会やイベントが催されるコンベンションセンターの廊下を歩いていたら、突然、額装の書作品に遭遇した。横長の作品だったが、縦でも1mくらいはありそうな堂々としたもの。そこの長い廊下に飾られていたのはその作品だけだったが、向かいの全面ガラス張りの窓から入る自然光をいっぱいに浴び、違和感なく鎮座していたのだった。

 こちらはロスの地下鉄のホームのタイル画。個性的でアートな空間を演出していた。でも2枚目のピストルのモチーフは、さすがロスだよね。


  

11/18/2012

◆久々の青山書道教室

11月になるとさすがに寒いよなあ、なんてぼやっと思っている間に、師走がすぐそこに迫ってきた。毎年のことながら、意味もなく焦るのだ。
そんなわけで、慌てて(?)青山書道教室のお題に突入だ。お題は王羲之(おうぎし・307~365年)の行書・喪乱帖(そうらんじょう)。王羲之が書いた手紙3種類をまとめて一幅に仕立てたものだ。今回は、その手紙のうち「二謝帖(にしゃじょう)」から。

↓↓↓何と書いているのかさっぱり分からないと思うが、答えは「善所送議」。Aは折り返しを大きくし過ぎ。先生の朱の形でよかった。Bのヘンはもっと下だ。

↓↓↓こちらは「當試尋省」。 Aの連綿は腑抜けにならないように。Bはちょっと折り曲げ過ぎてしまった。いやあ、読むのも書くのも難しい。しかし、こういう字をスラスラ読める日がいつか来るのだろうか???