◆書道三昧の1日
昨日は朝10時から午後6時まで、1日中、書道の勉強会だった。創玄展に応募する人たちが全国から集まって、先生が書いてくれたお手本を見ながら、あるいは受賞経験のある人はお手本なしで、がっつり書に集中した。
今回、私が選んだお手本は、行書の名品「温泉銘」。オリジナルは唐の時代の太宗皇帝が書いたとされる碑の拓本だ。太宗皇帝は、自分が毎年湯治に行っていた温泉を賛美して碑を建立した。だが、碑は残っておらず、その拓本のみが1908年に、フランス人によって発見され、現在もフランスの国立図書館に保管されているという。
↓↓↓昨日は何人かの先生から、いくつか行書ならではの書き方のアドバイスをもらった。曰く、始筆、終筆、曲がるときに力を入れすぎないこと(その部分をぼってりさせない)。墨はたっぷり根元まで筆に含ませるが、書くときに先端から墨がポタポタ落ちないよう紙に吸わせて調整する。墨のかすれたところから墨を入れたところの差が大きすぎると不自然になる。全体を見ると、上方の文字の方が墨が少なく、下方の墨が多い。上方は墨をもっと乗せた方がいい(かすれ過ぎている)。なるほどねえ~。これは一応、アドバイスを守ったつもりの作品だが、はて、どんなもんでっしゃろ?